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受験を終えて……卒業生の体験談

69期  武庫川女子大学 経営学部・経営学科  M・I

受験心得を遂断りながら、自分にふさわしい進路を授かりたいと念願していました。高校3年生になり、志望校を定める時期になりましたが、長年の反抗期で両親と腹を割って話せるような状態ではありませんでした。しかし、思いがけず、母とオープンキャンパスに行けることになり、それがきっかけで、両親も私も納得できる志望校を授かりました。私が志望した大学は、前年までは公募推薦入試と一般入試のみの受験形態でしたが、新しくそれ以外の入試方法が導入されることを知り、受験資格や入試方法の詳細を見ると、私にピッタリの内容で、導かれるようにこれしかない!と思いました。

夏休みから本格的に出願時の書類提出に向けて取り組みました。2学期が始まる1週間前からは自習という形で学校に通い、書類添削を受けました。その週末、祖母が亡くなり、もう一度帰省する神業となりました。これはきっと私に何か教えてくださっていると思いました。振り返ると、受験勉強のために早く帰寮したのに、学校へ行っても本気で取り組めていなかったことに気付かせていただき、まるで祖母に「もう一度遂断り直しなさい」と言われたように感じました。それからは、毎日の祖遂断や寮での献身などより一層遂断りながら自分なりに精一杯取り組みました。

無事一次選考を通過させていただき、息つく間もなく翌週に二次選考を控えていました。定期考査を挟んでのスケジュールで、両立がとても難しかったです。二次選考の課題は、プレゼンテーションと面接でした。自分で準備したことを表現するプレゼンテーションは得意ですが、予測不可能な質問をされる面接は、何度練習しても自信が持てませんでした。すでに面接で受験を終えた友人の話を聞いたり、先生だけでなく友人に面接官役をしてもらい、とにかく数をこなし練習しました。本番を想定して前日と前々日には、4人の先生がお時間を割いて、プレゼンテーションと面接の練習を見てくださいました。もともと私はあがり症なのですが、本番の面接試験では自分でも驚くほど終始リラックスして臨むことができました。

この受験を通して、指導してくださった先生方はもちろん、協力してくれた友人や毎朝一緒に御正殿参りをしてくれる友人、毎晩祖遂断をしてくださった寮の先生、そして、何より離れていてもいつも遂断ってくれている家族など、本当にたくさんの方々のおかげだと実感でき、有難い体験をさせていただきました。本当にいろんな方々のおかげで、大学に行かせていただけること、この受験で感じたこと、初心を忘れず、4年間頑張ります。ありがとうございました。

 

E・Hさん(環太平洋大学体育学部体育学科へ進学)

私は保育園に通っていた頃から消防士になりたいという夢がありました。自分の中では、早く消防士になりたいという気持ちが強く、高卒で消防士になることや専門学校に行って少しでも早く消防士になりたいと思っていて、大学に行くということは全く考えていませんでした。進路について担任の先生に相談したところ「消防士を目指すんだったら公務員コースがある環太平洋大学を考えてみたら」とアドバイスを頂きました。それから色々調べていく中で自分にあった進路は環太平洋大学だと思ったので両親にも相談して受験することに決めました。
入試方法はスポーツ推薦で受験しよう考えていましたが、担任の先生に相談したところ、9月に自己推薦入試があるからそれを受験して、合格できなかったら11月のスポーツ推薦を受験したらいんじゃないかと言って頂き、その順番で受験することを決めました。自己推薦入試が行われる9月はバトンの大会にむけての練習も本格的に始まり、受験勉強との両立は大変でした。また受験科目は、国語・数学・英語・小論文・面接で、国語や英語は自分なりに過去問などを見て毎日頑張っていたのですが、小学校の頃から苦手な数学は解き方すらもほとんど忘れていたので、わからないところがあったらすぐに数学の先生に質問し教えていただきました。
受験も大会も近づいてきてどんどん焦る気持ちが強くなり「このままの心境で受験したら落ちてしまうのではないか」と不安に思うようになりました。そのことを両親に相談したら、「今までやってきたことは絶対に結果に現れると思うから、たとえ落ちたとしてもまだチャンスはあるから、今できることをやったらいいよ」と言ってくれました。それからは気持ちが楽になり、今自分にできることを一生懸命やり続けようと切り替えることができました。受験前日には受験のおやしきりもして頂いたおかげで今まで不安だった想いが全て消え、受験当日は緊張しすぎることなく、リラックスして臨むことができました。正直、国語・数学・英語は問題が本当に難しくてやり切った感がなくて、終わった後もとても不安でしたが、小論文は自分の考えをしっかり表現することができ、面接でも自分のありのままの姿を表現すことができました。
落ちているだろうなと思いながら過ごした合格発表までの二か月間は本当に長く感じました。そして、合格発表当日、不安でなかなか合否結果を見ることができなかったのですが、合格の二文字を見て、バトンの大会とはまた違う今までにない嬉しさを感じたことを今でも覚えています。この受験に挑戦したことは本当に良かったと思います。
合格させて頂けたのは、担任の先生をはじめ、環太平洋大学の先生、教科の先生、面接練習をしてくださった先生方、そしてずっと応援し続けてくれた両親、友達のおかげだと思います。そして何よりも、消防士になりたいということを直接奥様にご相談させて頂いた時も、私のことを気にかけてくださって、消防士だった方から直接お話しを聞かせて頂く機会を設けていただくなど貴重な経験をたくさんさせて頂き、そのような環境を与えてくださった奥様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私の受験に関わってくださった方々に消防士になった姿をお見せして、恩返しができるよう、まずは大学4年間この環太平洋大学でたくさんのことを学び、そして、世のため、人のため、世界平和のために役立つ消防士になれるよう努力します。

R・Aさん(京都外国語大学国際貢献学部グローバル観光学科へ進学)

当初私は他の大学への進学を考えていましたが、担任の先生に京都外国語大学に国際貢献学部グローバル観光学科があることを教えていただき、この大学について調べるようになりました。そうする中でこれは何か縁があるのだろうと思ってこの大学を受験させていただくことを決めました。
受験方法は指定校推薦での受験でした。受験の内容は個人面接だったのでたくさんの先生に面接練習をしていただいて受験の日を迎えました。その中で、ある先生にアドバイスいただいたことを皆さんに紹介します。私は面接の中でこの質問が来たらこの答えを返そうと言って形で事前に決めた内容を丸暗記して受験に臨もうと考えていました。その中である先生に面接を受けた時に別の角度からの質問をされて私はうまく答えることができませんでした。その時にいただいたアドバイスは「型にはめるのではなく、どの質問されても良いようにその大学のことを十分に調べ、自分の意思を強く持っておけば良い」ということでした。
そのことを教えていただいたことをきっかけに、私はこの大学に行って「何を学びたいか」「どのような決意で進学するか」など私自身を見つめ直すことができました。そのアドバイスのおかげで自分の目標が明確になり、本番でも緊張することなくどの質問に対しても柔軟に対応することが出来ました。本当にありがたい体験でした。
大学に進学してからPL学園で学んだことを存分に発揮し、たくさんの方々に恩返しできるよう頑張っていきたいと思います。この受験を通して得られた体験が少しでも皆さんの力になれたら幸いです。頑張ってください。

R・Mさん(新潟大学医学部医学科へ進学)

僕が医学部に合格できたのは中学3年生の時にある家庭教師の方に出会うことができたからだと思います。その方には数学を教えてもらっていたのですが、それ以外にも受験に関する知識やメンタル維持についてなど、いろんなことを教えてもらいました。その方には感謝してもしきれません。他にも、勉強以外の面で周りの方々に沢山支えてもらいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
僕が大学受験で忘れることができないのは共通テストです。もう二度と受けたくないと思いました。特に失敗したわけでもなく、どちらかといえば良い点数だったのですが、緊張と共通テスト会場の独特な雰囲気の中で長時間集中し続けるのは本当につらく、メッチャ嫌でした。これから共通テストを受ける皆さんは、自分で決めた目標点よりも少し余分に取れるくらいの学力をつけて共通テストに臨むことおすすめします。
最後に、僕の尊敬してる方々からいただいた勉強のアドバイスを書いておきます。勉強において重要なのは、「自主性・継続・復習」です。受験において、与えられたものをただやるだけといった勉強ではなかなか学力が上がりません。これは僕も強く実感したことですが、何をどれだけ勉強するかを自分で考えた時に一番成績が伸びました。継続については、塾の先生から「2日に1回12時間勉強するよりも毎日6時間勉強する方が遙かに効率がいいよ」と言われました。また、復習についても「昨日したことが今日できなかったら昨日何もしてないのと同じだよ」と何度も言われました。この3つの事柄は僕の受験にものすごく役立ったものなので是非皆さんも自分の勉強に取り入れてみてください。

R・Mさん(群馬大学医学部医学科へ進学)

私が志望校(東京医科歯科大学)を決め、受験勉強を始めたのは中学3年生の時でした。
中学3年の卒業式を終えた春休み、大学生の方に数学IA の全範囲を教えていただきました。僕は初めて高校の勉強に触れ、難しいなあと思いながらも必死でその授業についていきました。その先生から、「なぜその問題を間違えたのか、何が分かっていれば解けたのかを考えなさい。」と勉強方法まで丁寧に教えていただいました。初めはその言葉の意味がよく分かりませんでしたが、問題を解いていくうちにその本当の意味がだんだんと分かってきました。そうすると勉強がほんの少し楽しくなってきて、自分の学力が伸びているなあという実感を持って勉強をすることができ、それがまたモチベーションへと繋がっていきました。
4月、高校生活がスタートしました。数学については大学生にその後も指導していただきました。おかげさまで学校の授業では、配られるプリントを解いてみて「これどうしてだろう?」とちょっと疑問に思った箇所を先生に聞くということを3年間続けました。しかし、数学以外は全く初めてだったので、授業を完全に理解するということはなかなか出来なかったと思います。特に世界史や日本史などの受験科目にない授業についてはよく寝てしまっていたなと思い返します。しかしこれは誤った考えだと思います。勉強を進めていくと分野を横断して点と点がつながり、こんなところで繋がっていたのかと感動し、勉強の面白さをまた発見できると思います。こうして勉強を進めていくともっと高いレベルの勉強ができるようになり、その面白さをもっと知れるようになると思います。高校2年次には塾で物理の授業を受け、大学レベルの難しい授業でしたがなんとか理解すると、物理学またはニュートン力学の学問としての美しさの一端を垣間見れたような気がしました。
ここまで見るとなんて楽しそうな受験勉強だなと嫉妬心を持つ方もいるかもしれませんが、こうはいい面ばかりではありませんでした。高校1年から模試で志望校(すべて医学部)を書きますが、結果はオールE判定。周りからは少し現実を見た方がいいのではとささやかれている気がしてなりませんでした。高校2年、3年では学校の授業を受ける意味を見出せず学校に行きたくなくなり、遅刻や欠席を多くしました。気づいたら腫れ物に触られるような自分になっていました。そしてまた、そんな自分を自分自身で認めることができず、自分を嫌いになり、心療内科の受診を勧められるまで精神を病んでしまいました。そんな私を支えたのは信仰でした。週に一度の祖遂断、御正殿や奥津城参りで、「どうかお願いします」と神様にすがる思いで遂断りました。また両親をはじめとして周囲の多くの方々の温かい応援と祈りのおかげで医学部受験を諦めることなく、最後まで走り切れました。
そしてとうとう大学入学共通テストの日となり、まさかの受験当日に熱を出してしまうというハプニングがありながらも、なんとか受けることができました。そして共通テストリサーチはC判定であった群馬大学医学部に出願することに決めました。C判定の大学を受験するに至ったのは、周りの方々の意見を取り入れつつも、最終的には自分自身に問い「合格できる」と思えたからでした。そう思えたのは、今までの自分の頑張りや失敗を自分でしっかり認められたからだと思います。合格発表で自分の受験番号を見た時には涙が溢れて止まりませんでした。日頃から応援してくださったPL学園の先生方、寮の方々、本当にありがとうございました。そして在学生の皆さん、受験勉強は辛いことばかりかもしれませんが、日々の勉強のモチベーションを見つけ、最後まで諦めず頑張ってください。

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